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2004年09月08日

Digitrax コントローラーの突入電流問題

ちょっと前のコメントで、永末さんから複数台のBLIのロコが線路に乗っていると、線路に電源を供給する時の突入電流でブレーカが作動するという話を伺っていました。

Tony's Train Exchange のニュース「PowerShields Boost Restart for Broadway Ltd and DCC」に、突入電流(power-up/restart problem)のテスト結果が掲載されています。Lentz のLZV101やNCE の PowerPro は11台(以上)のロコが乗っていても問題ありませんが、Digitarx の DCS100で4台、DCS200でも8台のロコが乗っていると問題があるそうです。

この記事では、続けて PowerSields というインテリジェント・ブレーカーを入れることで、DCS100 で7〜8台、DCS200 で11台(以上)のロコで問題なくなるとしています。

私がDCS50(KATO D101 / Zephyr のコントローラ)で試した時にも、BLI のロコ3台で過負荷の表示がちらついていましたから、4台で問題発生というのはありそうな気がします。

投稿者 taknom : 2004年09月08日 07:03 [On30/DCC ニュース]

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コメント (コメント数:8)

PowerShieldは、コマンドステーションより速くブレーカーを落とすという仕組みです。
うちの、オートリバーサも原理は同じです。リレーを用いていますが、ブレーカ部分は
半導体スイッチを使っていますので許容電流(2A以内)以外は同様といえます。
何故リレーかというと、コストの問題です。tonyの方式だと、0アドレスの状態では
多少不安定になるかも知れません。私も、オートリバーサを大容量にしようと目論んだわけですが
回路的にブースターとほぼ同じになるので、ブースターを製品化することに決めています。

投稿者 永末システム事務所 : 2004年09月08日 11:10

いつも詳しい解説をありがとうございます。
コマンドステーションよりも動作の速いブレーカーで、過電流部分をカットしてしまおうというわけですね。
Tony's でも、オートリバーサーと同じページで紹介されています。

Digitrax と組み合わせて使うパワーブースターで、BLIロコを複数使った時の問題解消にもつかえそうですか。

投稿者 taknom : 2004年09月08日 20:41

問題はそれなりに深刻で、tonyの製品は喜色満面で宣伝していますが、BLIに関してはたまたま運が良かったと思います。
本当は、BLI側で対策すべき問題だと思います。通常の電源においても大きなコンデンサを使う場合には、突入電流対策をしなければなりません。D社も基本的にはそういう立場だと思います。
コマンドステーション側で対策するとすれば、電源投入時には、レールに予備電流を流す方策を採る必要がありますが、デコーダがDC運転と勘違いするリスクもあります。実際問題として
tonyのものも、突入電流でブレーカーが断続的に働く結果として、コンデンサへの初期充電が完了していると考えられます。さて、小生はどうしようか悩んでいるところです。

投稿者 永末システム事務所 : 2004年09月08日 22:05

なるほど、ブレーカーを挟んで対処するというのはたまたまなのですか。
Lenz や NCE で問題がないのはどういう回路になっているのですか。立ち上げの波形がやや緩やかなのでしょうか。

投稿者 taknom : 2004年09月09日 22:21

ショート検知の判断は、各社まちまちです。
以前から、電球の点灯や、ソレノイド式のポイントモータには一時的な過電流の発生は
知られていますが、こういった過電流と、短絡事故による過電流をどう見分けるかが
難しいところです。一般的には、過電流の時間を測定しています。
短すぎると誤動作しますし、長すぎは危険です。
その意味で、大容量コンデンサの初期充電に要する時間を加味するのは危険です。
L社,N社はどちらかというと、大きなスケールでの市場を持っていますので、多少
長めに取っていると思われます。ただ、問題の本質は大容量コンデンサを搭載しているからではなく
BLIのロコが一時的にせよ大電流を要求しているという事実です。これは、BLIで修正するのが本筋でしょう。

投稿者 永末システム事務所 : 2004年09月10日 10:17

解説をありがとうございます。BLI の問題なんですね。
コントローラにDigitraxのを使おうと思っていたのですが、また迷ってしまいそうです(^^)。

QSI のサウンドカードを搭載したロコはLionelやLife-Likeなど他社からも出ていますけれど、こちらは問題になっていないのでしょうか。ATLAS のQSI搭載ロコが届いたら、私も試してみます。

投稿者 taknom : 2004年09月10日 21:56

私も年内には、ブースターリリースしますので、そういうのをうまく使えば、
よろしいかと思います。DCCにおいては、1社に統一して潔癖な完全性を求めるより、
色んな機器をうまく組合わせて運用していくのも楽しみの1つかなと思っています。
勿論、メ社のように完結したシステムを構築するのも1つの方向性ではありますが、
やはり、デコーダは脇役,地上機器は裏方ですから、それなりの所帯で主役を支えていっても
いいんじゃないかと考えます。

投稿者 永末システム事務所 : 2004年09月11日 11:19

本来の「システム」は、いろいろな会社の製品を組み合わせて使えるものですよね。

「システム・キッチン」も、本来は流しはA社、オーブンはB社、引き出しはC社のように気に入った会社の製品を組み合わせて台所をデザインできるものだそうです(日本製品は互換の考慮がないですけれど)。ウインドウズPCもそうで、各社のパーツを組み合わせて組み立てるシステムになっています。
DCCも、ある程度の互換性はあるようですから、組み合わせて長所がいかせればいいですね。さらに組み合わせの自由度が増して、コントローラーはA社、キャブはB社のように組み合わせて使えれば、もっと面白いんでしょうけれど。

ともあれ、永末さんのブースターを楽しみにしています。

投稿者 taknom : 2004年09月11日 20:50

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